スペイン旅行(28)

※スペイン旅行(28)-2004.4.9-

タホ川沿いに帰途につくが、途中近くの「ダマスキーノ
工房」に立ち寄る。

ダマスキーノ(彫金の象嵌(がん)細工)

 トレドは彫金細工が有名である。 16世紀の初め、
 カルロス5世がトレドをスペインの首都として定めて
 以来、幾世紀もの間、トレドは宝飾細工の分野にお
 いて、その比類のない精巧さでヨーロッパ中の羨望
 の地として、名声を欲しいままにしてきた。

 16世紀のスペインで、武器や鎧の装飾に好んで
 使われた芸術である金銀象嵌細工をダマスキーノ
 と呼ぶ。 これは、遠くシリアのダマスカスにその起
 源を持つところから生まれた名称と思われる。

 アラブの文化に起源を持つ芸術が、半分ヨーロッパ
 であり、半分アラブと言う複雑な文化圏であったスペ
 インに於いて、更に繊細な芸術として磨き上げられ
 たのが「ドレド象嵌」であろう。

象嵌細工の実演を見るが、マイスター(細工職人)の
腕は素晴らしく、見ていてエキサイトする。 銅板に
細かい柄を彫刻して、そこに細い金の糸を埋め込ん
でいく。 

デザインが細かくて精巧な程、金の純度・含有量に
より、1~4級に分かれており、値段は当然の事な
がら全く異なる。 記念にネクタイピンを購入した。
家内は、お気に入りのペンダントが高価過ぎて、買
うのを断念した。 

さて、再びバスに乗り込みマドリッドに向かう。マド
リッド近郊では、雨上がり直後なのか、珍しく虹を
見た。 市内のレストランに到着したのは20:00
頃である。

食事は、ポタージュスープ、野菜の煮物、肉料理
と簡単なものであったが、なにしろ歩き回ったせい
で、腹が減っており、誠に美味しかった。

21:30 ホテルに帰着する。 連泊なのは有り難
い。

タホ川・トレド

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ダマスキーノ(彫金の象嵌(がん)細工)の工房

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マイスター(細工職人)の技術は見事

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土産品に買ったネクタイピン

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追加画像は下記をクリックして下さい

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